国家図書館

台風が過ぎ、快晴になりました。台湾が本気を出すと(?)やはり暑いですね。強烈な日差しの中、昨日は予定通り国家図書館に行ってきました。

パスポートを持っていけば臨時閲覧証を貸してくれるので、それで入館してもいいのですが、今回は証明写真もあったのでちゃんとした自分用の閲覧証を作ってもらいました。事前に準備するものは上記二点だけ。あとは備え付けの申請カードに記入して提出すればものの数分でできあがりです。

今回は時間の都合で『複印報刊資料』のチェックだけを行いました。『複印報刊資料』というのは中国で発表された論文を分野ごとに選りすぐったもの(?)を複印(コピー)し、定期的に刊行している雑誌です。ちなみに『水滸伝』や金聖歎関係の論文ですと「J2中国古代、近代文学研究」という分野のものを見ることになります。もちろん収録された論文を読むという目的もあるのですが、毎号の巻末に論文目録がついていて、それをひととおりチェックすると中国で刊行されたその分野の論文をある程度押さえることができるので、金聖歎研究論文目録( Web版 )の為の情報収集に便利なのです。

中国で刊行された雑誌は六階の「漢学研究中心資料室」にあります。「漢学研究中心資料室」には部屋の受付で係員に閲覧証を預け、名前等を記入してから入ります。資料の閲覧は、雑誌によっては検索をかけて係の人に出してきてもらう必要がありますが、『複印報刊資料』のような利用者の多そうな雑誌は開架になっています。今回は2003年に刊行された分と、なぜかこれまでチェックできていなかった2002年刊行分をチェックしてきました。あわせて新たに十数本の論文が見つかりましたので、近々「目録」を更新したいと思います。

[ 読了した本 ]

江國 香織  『 すいかの匂い 』( 新潮文庫、2002年)