中国語教育強化講座報告書

昨年9月に北京語言大学で参加した中国語教員対象の研修「中国語教育強化講座」の報告書が『東北大学高度教養教育・学生支援機構紀要』第2号に掲載されました。

タイトルは「日本における大学中国語教育の充実を目指して-教育関係共同利用拠点プログラム「中国語教育強化講座」の取り組みー」です。

紀要のpdfは以下のURLからダウンロードできます。
http://www.ihe.tohoku.ac.jp/cahe/wp-content/uploads/2011/06/3d93edb166b81a9b4e343becb9a37d92.pdf

報告書作成においては、資料になっているアンケートに協力したのと、少しだけ構成についての意見(感想?)を言ったぐらいなのですが、一応名前を入れていただいております。ありがたいことです。

「中国語教育強化講座」は今年も行われます。そのうち参加してみたいとお考えの方は、報告書で概要を把握してみるのも良いのではないでしょうか。


2015年を振り返る【研究・教育編】

こちらはいつもの「振り返る」シリーズです。

 今年は研究よりも、教育の年でした。

 研究方面は、論文が一本、発表が一回。論文タイトルは以下の通りです。

西遊記翻訳史における伊藤貴麿の位置( 『国際文化研究』第21号、2015.03.31 )

 本来皆様に抜刷をお送りして、ご指正賜りたいところなのですが、郵便事故か何かで抜刷が届きませんでした。リポジトリに pdf が掲載されておりますので、お読みいただければ幸いです。

http://ir.library.tohoku.ac.jp/re/handle/10097/60535

 来年は1月に締切が有り、以降の研究計画も立ててありますので、頑張りたいです。

ぼくらの西遊記」も止まってしまっているので(スミマセン)、なんとかしないと...。

 教育面では、9月に北京語言大学に「中国語教授法」の研修に行かせていただいたのが、やはり大きい出来事でした。研修の内容が勉強になっただけではなく、台湾で中国語を習得した者としては、北方の中国語を、街中でたくさん聞けたことも収穫でした(とは言っても研修(授業)中は語言大の先生が講義をされたので、極めて聞きやすい中国語だったのですが)。

 この研修については、来年中に代表者の先生がまとめてくださる報告書が出るのではないかと思います。

※ 2016.09.07追記:報告書出ました。詳しくは こちらの記事(中国語教育強化講座報告書) をごらんください。

 また、今年度は約半数の授業で教科書を新しいものに変えました。教科書が変わると勉強になるんですよね。大変ではありますが...。そういう意味でも、今年は教育面で頑張った年でした。

 来年は研究面も頑張ります。

 来年もよろしくお願いいたします。

※ 2016.09.07 リンク訂正。あと、体裁を少し整えました。


2015年を振り返る【読書編】

今年もあまり更新できなかった当ブログですが、年末ということで、今年を振り返ってみたいと思います。
で、まず今日は【読書編】。新企画(笑)です。

大学時代の友人のブログによると「年間百冊読書する会」というのがあり、とにかく百冊読めば会員を自称できるのだそうです。そこで、6月から読書記録を付けてみたところ、今年は比較的本を読んでいて、読了した本が7ヶ月で70冊でした。会員を自称できるか否か(5月末までに百冊になるか否か)はまだわかりませんが、折角なので、今年読んだ本の中で良かったと思うものを、メモしておきたいと思います。

なお、私はお金も無く、本の置き場所も無いので、基本的に読む本は文庫か新書、それも電子書籍になっているものが多いです。ですから話題になった『火花』も『教団X』もまだ読めておらず、「今さら?」という本が多いかもしれない(自分では判りませんが)ことを予めお断りしておきます。

まずは、好きな作家の作品の中で、ベスト、もしくはそれに近い作品に、今年出会えたと思えたのが次の2つです。どちらもそれぞれの持ち味がよく出ていると思います。


登場人物がすっかり気に入ったのが、次の2作品。まったくタイプの異なる二人ですが、肉子ちゃんと、リトル・アリョーヒンはどちらも愛すべきキャラクターだと思います。


上手いなと思ったのが次の2作品。前者は叙述トリックに見事引っかかり、二度読みしました。後者は描写が上手く、上海は良く知りませんが、北京と台湾については、街や人の感じがよく出ているように思います。タイトルもいいですね。中国語では「お気を付けて」というのを“慢走”とか“慢慢走”とか言います。“慢”は「ゆっくり」、“走”は「歩く」ですので、直訳すると「のろのろ歩け」となるわけです。確か、後者は北京研修でご一緒した、ある先生が紹介してくださった本だったと思います。


論説部門ではこれでしょうか。タイトルに偽りなしの「超明解」。「大江健三郎や中上健次って、なんであんなに評価が高いの?」と思う人は是非。

コミック部門では、以前挙げたもの『聲の形』『四月は君の嘘』 )も勿論良いのですが、それらは私の中では去年読んだ本というイメージなので、今年だとこれかな。

やっぱりコミックには「読み始めたら止まらない」感が欲しいんですよね。これは絵柄があまり好みではなくて(そういえば『進撃の巨人』も読み始めるのは遅かったです)ずっと読んでいなかったのですが、共同研究をしているある先生にご紹介いただいて試しに読んでみたら、一気に既刊分を全て読んでしまったという、まさに読み始めたら止まらない作品。

他にも色々面白いものが有ったように思いますが、ひとまずここまで。

※ 2016.09.07 Amazonリンク訂正。内容も少し追加。


清境地区

3月30・31日は南投県内の清境地区へ行って来ました。
妻の母方の親戚3~4家族、総勢18名での一泊旅行です。
清境地区は南投県内ですが、南投市からは車で約2時間。霧社からさらに少し入った山の中にあります。初日はひとまずそこまで行き、二日目に遊ぶというプランです。
泊まったのは清境佛羅倫斯(フローレンス)渡假山莊の君士坦丁堡という建物の、ロココ古典メゾネットスイートという部屋。豪華。
http://www.florance.com.tw/room/ins.php?index_m_id=&index_id=23
チェックインしてしばらく休憩し、落ち着いたら夕食に。
夕食は山荘の近くの原住民料理の店、伊拿谷甕缸雞。
http://www.inako.tw/
全体的に美味しかったのですが、水瓶で鶏を丸焼きにした、看板料理の手扒雞が特にうまかったです。
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手扒雞というのは、写真のように丸焼きを手で裂いて食べる料理です。久しぶりに食べました。
二日目は、朝食を食べて、山荘内ででしばらく遊んでから出発。まずは山の上のほうへ。
武嶺は標高3275m。なかなかの絶景です。ところが、この見晴らし台の近くにバス停があってビックリ。花蓮方面へ山を越えて抜けるルートのバスだそうです。ここで降りて、最終を逃したら辛いことになりそう。
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昼食は少し下って標高2044mにある雲南料理の店、魯媽媽。
http://www.lumama.tw/restaurant/
全体的にちょっと辛めではあるものの、おいしい料理もありました。辛いもの好きな方ならいいかも。
驚いたのがこれ。どう見ても虫ですな。実際虫ですし。
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揚げてあって、食感はエビとそれほどかわりませんが(妻の従弟はまだ小さい自分の娘に「フライドポテトだ」と言って食べさせていました。いいのか?)、最初はちょっと勇気が必要です。むにゅっとした料理じゃなく、さくっとした食感でよかった。
食事をとってゆっくり休んだ後、いよいよメインの清境農場へ。
http://www.cingjing.gov.tw/ins.php
羊と戯れたり、山の景色を楽しんだり、モンゴル馬術を鑑賞したりして過ごしました。
子供たち楽しそう。
南投市に帰る途中で、夕食。
「雨傘店」という簡易なつくりの店で。なぜこんな名前かと尋ねると、「日によって開いたり開かなかったりだから」とのこと。なるほど。
店名の由来が適当な割には、味は確かで「The台湾小菜」という感じでした。
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南投生活

妻の実家への里帰りで、2015年3月25日から4月4日まで、台湾に行って来ました。

妻の実家(義母の家)は、義母の仕事の関係で台北にありましたが、退職して既に何年も経ったこともあり、義母の実家がある南投市に引っ越しました。そんな訳で今回の帰省はいつもの台北ではなく、南投へ行くことになりました。

桃園空港から台北は、だいたい車で30~40分といったところですが、南投はそういうわけにはいきません。今回は以下のルートで移動。

1.空港→桃園 車(タクシー)で20分ぐらい
2.桃園→台中 高速鉄道(新幹線)で40分ぐらい
3.台中→南投 車(妻の従弟が迎えに来てくれた)で40分ぐらい

南投市は南投県の西側にあたり、台中からだと高速3号線に沿って南南東に下る感じになります。草屯を経由してさらに南下したあたりです。3号線は途中で6号線と分岐しますが、6号線を行けば埔里方面になります。

南投県の旅(日本語)http://travel.nantou.gov.tw/jp/indexjp.htm

南投市公所(中国語)http://www.ntc.gov.tw/

南投市の妻実家のあたりは、建物の多くが平屋か2~3階建てぐらいの、まあ、はっきりいうと田舎なのですが、近所にコンビニはありますし、

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じやなかった(「便利商店」と書いてあるので間違いでもないですが、上には「超市」(スーパー)って書いてありますね)、コンビニもありますし、

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スーパーも(大規模店ではないですが)、あります。

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さらにはホームセンターも。

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今回は引っ越し直後ということもあり、ここにはよくお世話になりました。
台湾の他の地域同様、安価な外食(小菜)にも困らないので、ただただのんびり生活するには悪くありません。

問題は交通でしょうか。タクシーが拾いにくいので、あちこち行きたい人は車かバイクが無いと不便なようです。そのせいか、比較的狭い道に面した義母の家でも通勤の時間帯にはかなり車やバイクの音がします。

逆に車かバイクであれば、カルフールや燦坤(家電量販店)もそれほど遠くないらしく(今回は行っていない)、他の街に出ようとしなければ、それほど不便は感じないかと思います。

また、実は近所に南投市図書館があり、蔵書量はそれほどでもなさそうなのですが、私が今研究しているような、普通の児童書などは却ってこういうところに面白いものがあったりするもので、今回、この図書館でも、6種9冊の『西遊記』を閲覧し、ちょっと面白い本も見つけることができました(そのうち書けたら書きます)。

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ちなみに図書館の隣は廟で、地元のお年寄りの憩いの場になっています。

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あとは書店があれば、という感じです。近所の某書局へ行ったのですが、「書局」は「書店」と違って(「書局」には出版社の意味の時もあり、その場合は書店も兼ねていることがありますが)、どちらかというと「学用品店」という意味らしく、学習ドリルが置いてあるぐらいで、普通の本はありませんでした。お店のおばちゃんに尋ねたところ「カルフールの所に書店があるけど、それぐらいかねえ」とのこと。次回は行ってみたいと思います。

今回はとりあえず博客来(ネット)で注文。「在庫あり」以外のものは結構時間がかかるらしく、受け取りは帰国後になってしまいました。義母に受け取ってもらっておいて、次回持って帰ります。次からは先に注文しておくことにしよう。

と、いうわけで、新たな地での滞在は、それほどの不便もなく、ゆっくりと過ごすことができました。

ただ、帰国前に台北で2泊したのですが、台北に来ると「やっぱ台北楽しいわ~!」ってことになってしまうのは、致し方ないところなのでしょうか(笑)。

追記
2017.04.09:体裁、リンク先などの修正。