『ダ・ヴィンチ』4月号で「のだめカンタービレ」の大特集をやっているということで早速購入。
この雑誌、実は初めて買いましたが、面白いですね。読むところが多ーい。
ネタ元の「のだめカンタービレ」は、現在11巻まででているうち、5巻まで読了。どこかのサイトで『動物のお医者さん』の音大版というようなことが書かれていたような気がしますが、言い得て妙です。
そういうネタ的なところも面白いのですが、個人的に好きなのはしばしば出てくる演奏のシーン。漫画ですから当然音そのものを出すことはできず、一番表現が難しい部分だと思うのですが、演奏者の動きや聴衆の表情の描写などを使って曲の感じや演奏の緊張感、会場の雰囲気などをうまく描いており、読んでいてちゃんと伝わってくるような気がします。
私は絵画にせよ漫画にせよ絵には疎い方ですが、「のだめ」のこういう表現や、井上雄彦氏の描く、バスケットボールやチャンバラの「動きの中の一瞬」を見事に切り取った場面などを見ると、今更ながら「絵の力」に感心させられます。