貫華日記Ⅱ

ハウル 的 動く城

11月から上映中の宮崎駿「ハウルの動く城」ですが、台湾でも2月から上映されています。台湾でのタイトルは「霍爾の移動城堡」。
「霍爾」はhuo er なのでハウルの音訳、「移動城堡」はそのまま動く城ですからいいのですが、「の」て。
検索してみたら くろねこ亭 さん( 「台湾」のところ ) や、あめんぼMEMO さんで既に話題になってました(2月ですからねえ。公開。)

実はこの「の」、実は台湾では「的」のかわりによく使われています。形容詞による連体修飾の「的」( ex.紅色 的 汽車 )の場合はいささか問題がありますが ( 日本語では「赤い の 車」とは言わない )、それ以外はだいたい同じように使えますので、「的」=「の」と覚えてしまえば一応使えてしまうという簡単さも理由の一つでしょう。
ただ、よく使われるといっても個人商店の看板 ( ex. 小李の店 )や広告のコピー( ex. 美麗の秘訣 )など( 註:例文は今自分で考えたものです。実際にあるかどうかは知りません )に使われることが多く、このような「メジャー」なメディアに使われるのは珍しいような気がします。

中国では何というタイトルなんでしょうね。「霍爾的移動城堡」かな?

( 写真は「ハウル」のインタビュー記事が組まれていた台湾の情報誌「HERE」 )