張國光先生

昨日の更新をするために中国の期刊論文を調べていたところ、某研究誌に追悼文が掲載されていて、金聖歎研究で有名な中国の学者、張国光氏が昨年三月に八十六歳で亡くなられていたことを知りました。

張国光氏は金聖歎関係の論文が三十本程度、専著が三・四冊ある研究者で、金聖歎研究会の会長をされていたそうです。

正直、氏のいつまでも“金聖歎は反動か否か”にこだわる研究の方向性や、論の立て方などには同意できない部分も少なくないのですが、金聖歎を反動と決めつけ、とにかく批判さえしておけばよいという70年代の金聖歎研究の状況を打破することに、氏が大きく貢献されたことは間違いがないと思います。

遅ればせながらご冥福をお祈りいたします。


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