貫華齋

西遊記・金聖歎・中国古典小説

読書

2016年を振り返る【読書編】

昨年に引き続き、今年も「振り返る」の読書編を。昨年は100冊読めるかどうか判らないと書いていましたが、今年(2016年)はちゃんとメモをつけておいたので、百数冊程度読んだことが判っています。

相変わらず、文庫になり、かつ電子書籍にもなっているものばかり読んでいたのですが、その中でベストをあげるとしたら、これではないかと思います。


同じ作者の『桐島、部活やめるってよ』で高校生の心象風景を描いたような感じで就活生の心象風景を描くのかと思いきや、(以下ネタバレ)いきなり主人公が突き落とされる展開なのですが、主人公に感情移入していると読者まで巻き込まれるというか、とばっちりで(?)罵倒されるというのがなかなか衝撃的でした。騙されたり、主人公の悲惨な境遇に心炒めるという読書経験はよくあるのですが、この「巻き込まれる」感覚は新鮮でした。映画はまだ見ていないのですが、そのうち見てみたいと思います。

その他、小説では、辻村深月『凍りのくじら』、恩田陸『チョコレートコスモス』、朝井まかて『恋歌』、綿矢りさ『勝手にふるえてろ』、伊坂幸太郎『ガソリン生活』などが面白かったと記憶しています。『ガソリン生活』はこの作者にしては驚きの展開ではなかったのですが(なんども驚かされているので、どうしてもハードルが上がってしまいます)、登場人物(というか登場車)のセリフが絶妙でした。

論説では、Kindle Unlimited の時に書いたもの以外では、加藤徹『漢文の素養~誰が日本文化をつくったのか?~』、三上延・倉田英之『読書狂の冒険は終わらない!』、三田誠広『日本仏教は謎だらけ』、齋藤孝『誰も教えてくれない人を動かす文章術』などが、勉強になったり楽しかったりしました。

マンガ部門では、これをベストにしたいと思います。


児童書専門の私立図書館の司書が、本を紹介することでいろんな人達の悩みを解決に導くという、ある意味「美味しんぼ」的な話(いわゆる蘊蓄もの)なのですが、私がちょうど児童書に興味があるのと、「美味しんぼ」よりも話がしっかりしているので楽しめました。

もう一つ挙げたいのが、これです。


仙台x音楽x石塚真一で外れるわけがないですね。

その他、ギャグマンガでは、これを推したいです。


ゲテモノを食べたい、食べさせたい高校生と、それに巻き込まれる先生の話なのですが、とにかくボケもツッコミもツボです。

その他、Kindle Unlimited の時に挙げたバーナード嬢曰く。も、やはり面白いです。私も楽して読書家ぶりたい。

以上、今年私が楽しませてもらった本たちでした。
気になったものがありましたら、是非読んでみてください。

Kindle Unlimited

Amazonの読み放題サービス、Kindle Unlimitedに登録して2ヶ月になりました。
そこで、ちょっとした感想など。

まず、「書籍購入代が安くなるのでは?」という期待を少し持っていたのですが、そうはなりませんでした。
読みたい本がkindle本にはなっていても読み放題の中に入っていないことも多く、結局買ってしまうので。

それでも登録したまま続けているのは、買おうかどうしようか少し迷うような本を「ハズレでもいいや!」と気軽に読めるのが、なかなか良いからです。例えば、啓発本は普段あまり買わないのですが、Kindle Unlimitedでは時々読んでいます。もちろん中には「アタリ」もありました。
有名なものだと思いますが、次に挙げるような本は個人的には面白かったです。
ただし、片づくようになったり、プレゼンテーション(授業)が上手くなったり、夢がかなったりしたかというと、それはまた別の話です。
あ、あと最後の『夢をかなえるゾウ』は、現在(2016.11.14)読み放題の対象じゃなくなっているみたいですね。



マンガはそれほど読んでいませんが、これはツボでした。多分そのうち買うでしょう。

それから、ちょうど夏に台湾からの来客があり「仙台の事も知っておかないと」という気分になっていたので、ガイドブックなんかも読みました。これが良かったと思います。

あとは、雑誌ですね。物欲を刺激するこの雑誌が気に入っています。バックナンバーが気軽に読めるのも、電子書籍+読み放題のいいところです。

と、いうわけで、このKindle Unlimited、「もう読むものが無いぞ!」という状況になるまでは、続けることになると思います。

2015年を振り返る【読書編】

今年もあまり更新できなかった当ブログですが、年末ということで、今年を振り返ってみたいと思います。
で、まず今日は【読書編】。新企画(笑)です。

大学時代の友人のブログによると「年間百冊読書する会」というのがあり、とにかく百冊読めば会員を自称できるのだそうです。そこで、6月から読書記録を付けてみたところ、今年は比較的本を読んでいて、読了した本が7ヶ月で70冊でした。会員を自称できるか否か(5月末までに百冊になるか否か)はまだわかりませんが、折角なので、今年読んだ本の中で良かったと思うものを、メモしておきたいと思います。

なお、私はお金も無く、本の置き場所も無いので、基本的に読む本は文庫か新書、それも電子書籍になっているものが多いです。ですから話題になった『火花』も『教団X』もまだ読めておらず、「今さら?」という本が多いかもしれない(自分では判りませんが)ことを予めお断りしておきます。

まずは、好きな作家の作品の中で、ベスト、もしくはそれに近い作品に、今年出会えたと思えたのが次の2つです。どちらもそれぞれの持ち味がよく出ていると思います。


登場人物がすっかり気に入ったのが、次の2作品。まったくタイプの異なる二人ですが、肉子ちゃんと、リトル・アリョーヒンはどちらも愛すべきキャラクターだと思います。


上手いなと思ったのが次の2作品。前者は叙述トリックに見事引っかかり、二度読みしました。後者は描写が上手く、上海は良く知りませんが、北京と台湾については、街や人の感じがよく出ているように思います。タイトルもいいですね。中国語では「お気を付けて」というのを“慢走”とか“慢慢走”とか言います。“慢”は「ゆっくり」、“走”は「歩く」ですので、直訳すると「のろのろ歩け」となるわけです。確か、後者は北京研修でご一緒した、ある先生が紹介してくださった本だったと思います。


論説部門ではこれでしょうか。タイトルに偽りなしの「超明解」。「大江健三郎や中上健次って、なんであんなに評価が高いの?」と思う人は是非。

コミック部門では、以前挙げたもの『聲の形』『四月は君の嘘』 )も勿論良いのですが、それらは私の中では去年読んだ本というイメージなので、今年だとこれかな。

やっぱりコミックには「読み始めたら止まらない」感が欲しいんですよね。これは絵柄があまり好みではなくて(そういえば『進撃の巨人』も読み始めるのは遅かったです)ずっと読んでいなかったのですが、共同研究をしているある先生にご紹介いただいて試しに読んでみたら、一気に既刊分を全て読んでしまったという、まさに読み始めたら止まらない作品。

他にも色々面白いものが有ったように思いますが、ひとまずここまで。

※ 2016.09.07 Amazonリンク訂正。内容も少し追加。

最近読んだ本

 有川浩の 『 キャロリング 』 を読みました。面白かった! 私の中の有川浩作品ランキング ( 5、6冊しか読んでいませんが ) では、これまでベストだった 『 県庁おもてなし課 』 を越えたのではないかと。シラフの時にもう一度読んでみたいです。

 実は最近 「 当たり 」 が多いような気がします。先日読んだピエール ルメートル 『 その女アレックス 』 にも驚かされましたし、映画 『 KANO 』 も、完成度という点では...でしたが、かなり泣けました。

 漫画でも、大今良時 『 聲の形 』 とか新川直司 『 四月は君の嘘 』 等は、最近ようやく読んだのですが、どちらも良かったです。


 もしかすると、年をとってきて涙腺とかいろんなところが緩んだせいで、以前より評価が甘くなってきているのかもしれませんが、それはそれで幸せ。

※ 2016.09.06 Amazonリンク訂正。

『SOSの猿』-中野先生-『SARU』

 伊坂幸太郎さんの『SOSの猿』は、孫悟空が大きな役割を果たす作品で、悟空の他にも二郎真君、蠍の妖怪、牛魔王、お釈迦様の掌の話など、『西遊記』のいろいろなキャラやエピソードが使用されています。

 この小説には、上記のエピソードの他、『西遊記』第36~40回にあたる、烏鶏国の話も使われています。が、烏鶏国の話、どちらかというとマイナーな話で、児童書における採用率は、原作で直前に位置する「金角・銀角」よりもずっと低くなっています(サイト「子どものための西遊記」で、2013年5月14日までに調査した181冊中、金角・銀角の話が92冊で取り上げられているのに対し、烏鶏国の話を取り上げている本は20冊)。だから作中で「『西遊記』の烏鶏国の巻を読んだことがないものに説明すれば、こういう話だ」云々と、あらすじを説明しなければいけなかったのでしょう。

 実際、参考文献として挙がっている児童書、渡辺仙州さん編訳の『西遊記』上・中・下(偕成社、2001年)には、烏鶏国の話は出てこないようです。ですので、伊坂さんが烏鶏国に関する部分を書いた時には、大人向けの翻訳、これも参考文献に挙がっている中野美代子先生訳の『西遊記』全十冊(岩波文庫)を参考にしたのではないかと思われます。伊坂さんはこの作品と対になるコミック『SARU』の作者、五十嵐大介さんとの対談の中で、「『西遊記』は子供向けしか知らなかった。それで岩波文庫版を買って読んだら面白くて」と、いっていますが、その「面白かった」話が烏鶏国だったのかも。

 「対になる」五十嵐大介さんのコミック『SARU』の方は、西遊記のプロットや小道具をふんだんに使っているというよりも、孫悟空という存在や、その術である「身外身」(毛を吹いて分身する術)が持つ、社会的・思想的な意味を、核の一つ(もう一つの核は「悪魔祓い」)にしているような作品でした。「社会的・思想的な意味」の内容に関しては、上記の対談に以下のような箇所があり、こちらも中野先生(ただしこちらは翻訳よりも解説書の方)の影響を受けているようです。

NHK教育の「人間大学」という番組で、中国文学者で作家の中野美代子さんが『西遊記』をテーマに講義をやったんですね。そのテキスト『孫悟空との対話』(日本放送出版協会)を読んだら、『西遊記』の成立の過程とか、陰陽道による読み解き方とか、キャラクターの関係性とかがすごく面白かった。

 なお、この『SOSの猿』と『SARU』という二つの作品、「対となる」というだけあって、片方だけ読んだだけだと、多分「なんのこっちゃ」となりそうな箇所がいろいろあります。やはり両方読んだ方がずっと解りやすいし、楽しめるような仕掛けになっているようです。

※ 2016.09.06 Amazonリンク訂正。

生活禅のすすめ

 このたび山喜房佛書林というところから『生活禅のすすめ』(定価4000円+税)という本が出ました。私、この本の翻訳を一部担当しております。

 この本は、中国の仏教界で指導的な立場にある浄慧法師の著書『生活禅鑰』(学術書ではなく、一般向けに書かれたものです)を日本語に翻訳したもので、全20章のうち、私は第2~8章を担当しました。(目次は以下の通り)

  序  末木文美士
  解説 何燕生
  自序
  第1章 禅とは何か
  第2章 達摩禅ー理入と行入ー
  第3章 四祖禅ー見地、功夫と方法ー
  第4章 六祖禅ー無念、無相、無住ー
  第5章 六祖が示した修と証
  第6章 『壇経』中の幾つかの問題
  第7章 臨済禅ー一切の知見を取り除くー
  第8章 臨済禅師の法語
  第9章 趙州禅ー平常心、本分事ー
  第10章 禅の「無門関」
  第11章 生活禅の大要
  第12章 生活禅の4つの根本
  第13章 『心経』と生活禅
  第14章 私たちの心をしっかりと管理する
  第15章 牛をなつけるように心を育てるー『十牛図頌』略説ー
  第16章 信仰、因果、良心、道徳
  第17章 感恩、寛容、共有、結縁
  第18章 生活の中の修行、修行の中の生活
  第19章 煩悩を処分する方法
  第20章 生活と生死

 さて、ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、私の専門分野は仏教ではありません(『西遊記』は、一応取経の話ですが(笑))。そのため私の担当部分は、一旦訳し終えたあと、恥ずかしながら、仏教や中国思想を良くご存じの、ある先生にかなり手を入れていただいて、なんとかできあがった次第です(その分、訳文の信頼度は上がっていると思います(苦))。他の章を担当された先生方は、皆さん専門に近い分野の方々なので、しっかりとした訳になっているものと思われます。

 興味のある方は、以下のサイトでご注文いただくか、出版社にご注文いただくか、井上までご連絡ください。

Amazon
生活禅のすすめ

紀伊國屋書店
http://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784796305716

セブンネット
http://7net.omni7.jp/detail/1106285868

出版社のURLは以下のとおりです。
http://www003.upp.so-net.ne.jp/sankibo/

何卒、よろしくお願いいたします。
井上とお知り合いの方に関しては、私の方へご連絡いただいても、もちろんOKです。
よろしくお願いいたします。

※ 2014.09.04 編集。
※ 2016.09.06 Amazonリンク訂正。その他リンクも修正。

不意打ち(『おとうさんはウルトラマン』)

 次男(三歳)と出かけた妻が、帰宅後、お出かけ先で次男が気に入った絵本があったので購入して欲しいといいました。それが、この本。


 まあ、ヒーロー好きの次男がウルトラマンの絵本を気に入っても何の不思議もないので、疑うこと無く購入。早速読み聞かせてみると、なんとこれ、「子どもを喜ばせる本」というよりは、「父親を泣かせる本」でした。

 いや、こういう不意打ち勘弁してほしいです。特に父子ものとか。
最近すっかり涙腺がゆるくなっているのに...。

 次男は、ここに書かれた父親の気持ちがわかっているのか、いないのか、とにかく気に入ってはいるようなので、妻に騙されたという訳ではないようですが...。

三国志演義の世界


 唐宋伝奇の講義を終えたら、いよいよ白話小説。まずは『三国志演義』です。

 『三国志演義』を概説した必読書といえば、金文京『三国志演義の世界』(東方書店)ですが、この本、今年五月に増補版がでています。
 1993年に出た初版との違いについて、金先生は「再版あとがき」で、

再版では、この十七年間における研究の進展をできるだけ反映させるとともに、韓国語版で増補した日本と韓国における『演義』受容の状況を、第九章としてあらたに書きたした。ただし韓国語版を全面的に改稿したもので、内容は同じでない。

と、書かれています。ちなみに、第九章タイトルは「東アジアの『三国志演義』」で「朝鮮半島の『三国志演義』」「日本の『三国志演義』」「『三国志演義』主要テキスト一覧」の三項から成り立っています。

 また、目次を見ると、第七章「『三国志演義』の出版戦争」に「『三国志演義』と受験参考書」という項目があり、これも書き足された部分だと思われます。

 試みに、第二章「『三国志』と『三国志演義』…歴史と小説」(p.16-52)に、ざっと目をとおしてみますと、5,6箇所ほど初版と異なる箇所が見つかりました。例えば初版で、

『演義』の現存するもっとも古いテキストである明代の嘉靖本『三国志通俗演義』では、…(p.25)

と、なっている箇所が、増補版では、

『演義』の現存するもっとも古いテキストである明代の嘉靖元年序刊の『三国志通俗演義』(従来、この本は嘉靖本とよばれてきたが、本書では同じく嘉靖年間刊行の葉逢春本と区別するため、以後、序文作者の名をとって張尚徳本とよぶことにする)では、…(p.21)

となっていますが、これなどは「あとがき」でいう「研究の進展を反映」させた箇所でしょう。

 他には初版で、

それは『魏書』という書物に見える話で、そこでは呂伯奢の家族が曹操をおどして、馬と荷物をとったので、曹操はやむなく彼らを殺したということになっているのである。先の話とはまるであべこべであろう。 / 『三国志』の注は両説を並記するだけで、どちらが正しいとも言っていない。しいて言えば、先にあげた『魏書』の方に重きがあるであろうか。しかし『演義』は後者の話の方をとった。その理由は説明するまでもないであろう。(p.41)

と、なっている箇所を増補版では、

それは王沈の『魏書』に見える話で、そこでは呂伯奢の家族が曹操をおどして、馬と荷物をとったので、曹操はやむなく彼らを殺したということになっているのである。先の話とはまるであべこべであろう。『三国志』の注は両説を並記するだけで、どちらが正しいとも言っていない。しかし王沈の『魏書』は、曹操や魏に都合のよい記述が目立つ書物であり、『演義』がこれを採らなかったのは当然であろう。(p.37)

と、するように、初版と説明を変えたり、丁寧にした箇所がいくつかありました。

 本文の活字も少し大きくなっており、全体的に読みやすくなった印象です。
なお、貫華庵>ネット目録>三国志演義>関連書籍の項にも、この「増補版」を入れておきました。

※ 2016.09.06 Amazonリンク訂正

漢文法基礎


 今から二十数年前の高校時代、部活が忙しくて、塾などに通っていなかった私は、Z会の通信添削で受験勉強をしていました。受験勉強をしていたといっても、添削教材をやらずにどんどんため込んでしまうような不真面目な会員だったのですが、教材自体はとても気に入っており、参考書もZ会のものを使っていました。
 その中でも特に記憶に残っている参考書が、二畳庵主人『漢文法基礎』です。説明が詳細かつ的確なだけではなく、文章も面白くて、参考書というよりも愛読書という感じでした。中国文学専攻に進んだこともあり、受験が終わっても大学時代の下宿には持っていったような気がするのですが、いつのまにかどこかへ行ってしまい、非常に残念に思っていました。それが今回講談社の学術文庫で出版されるときき、早速購入してみてびっくり。二畳庵先生って加地伸行先生だったのですね。もしかして有名な話?
 久しぶりに読んでみると、やはり懐かしい。本文前の山村暮鳥《ある時》にはじまり、和文脈と漢文脈(p.21)、出題率による入試問題予想に対する批判(p.24)、「レ」は「れ点」ではなく「かりがね点」(p.66)、連文・互文(p.142)……そうそう、憶えていますよ。
一方で、記憶に無かった箇所もやはり結構あります。例えば、「若……然」の説明。

 ところで「若……然」というタイプがある。例えば、

  若視其肺肝然

という文。(中略)「其の肺肝を視るがごとくしかり」と読むことになる。「その肺肝を視るのしかるがごとし」と読んではいけない。(中略)興味深いことに、現代中国語にもそれが投影されている。(中略)例えば、

  好像飛機一様(「飛機」は「飛行機」のこと)

は、「好(あたか)も飛機に像(かたど)りて一様なり」或いは「好(よ)く飛機に像りて一様なり」「飛機に像ることを好くして一様なり」とでも訓読できるタイプで、「若飛機然」(飛機のごとくしかり)と同じようなものである。(p.188-190)

新たに加えられた箇所なのか、当時は中国語がわからなかったので、あまり解りやすくなかったのか、今読むと非常にわかりやすい説明だと思うのですが、記憶にありませんでした。
 研究対象を明清白話小説にしてからは、資料をほとんど中国語読みするので、漢文訓読の機会は少なくなっておりますが、これを機に、懐かしがりながら復習してみたいと思います。

※ 2016.09.06 Amazonリンク訂正。

ebook版『水滸伝』(李志清・夏秋のぞみ)

李志清・夏秋のぞみのコミック『水滸伝』がeBookJapanででたようです。
・ eBookJapan 『水滸伝』 全16巻 [立ち読み版アリ!]
一冊¥315で、「安っ!」と思ったら、ebook2冊で文庫版一冊分の内容でしたか。
だったら同じぐらいですね。
↓MF文庫版

※ 2016.09.06 Amazonリンク訂正。

罠 (伊坂幸太郎『ゴールデンスランバー』)

日曜日に八木山動物公園へ。
 ↓
映画「アヒルと鴨のコインロッカー」(伊坂幸太郎原作)面白かったなあ。
 ↓
そういや「ゴールデンスランバー」も最近DVDになったんだっけ?
 ↓
まあ、原作小説の方を読むことにしようか。
と、いうような流れで、伊坂幸太郎『ゴールデンスランバー』を軽い気持ちで読み始めたら、“罠”にはまってしまいました。どこで読むのを中断したらいいかわからない。
とはいえ、次男がまとわりついてきたら相手をしてやり、外出する用事は一応こなしたので、それらの時は中断したのですが、仕事をするための(?)貴重な“家での一人の時間”はすっかり奪われるハメに。
で、ようやく読み終わりましたが、これ、最後まで読んで全貌がわかってからもう一度読むと、また面白そうなんですよね。うーむ、どうしたものか。

※ 2016.09.06 Amazonリンク訂正。

西太后―大清帝国最後の光芒


 実家で子守をしながら、その合間に読んでいたのがこれ。
レポートで光緒帝をとりあげた学生さんがいたのと、NHKの「蒼穹の昴」を見ていて実際の人物像に興味が湧いたので読んでみました。
結果から言うと面白かったです。
この時代については専門ではないので、内容の当否についてはあまり自信をもって断言できないのですが、腑に落ちる説明が多かったように思います。
例えば、西太后が贅沢をしたことはよく知られていますが、これについてp.200「甘い汁の循環」ではこのように書かれています。

皇帝が、大婚や大寿などの国家的祝賀行事や、宮殿の造営など土木産業を興すたびに、大臣、官僚、下級役人、業者、現場監督、労働者などが、順番に「おこぼれ」の分配にあずかる。この甘い汁の循環を絶やさぬかぎり、その王朝の命脈は保たれるのであった。 / 西太后の贅沢は、彼女一個人の私利私欲というだけではなかった。悪くいえば国を挙げての「たかりの構造」、よくいえば「所得の再分配」という意味合いもあったのである(中略)清朝の延命という見地から見れば、それなりに有効な政策だったのである。

私にとっては、彼女はただの贅沢好きで贅沢をしていたという説明よりも(まあ、そういう面もあったでしょうが)、納得できるような気がしました。
それから各項目で俗説も紹介し(「イエホナラの呪い」とか「南方出生説」とか)、反証を挙げている点もよかったです。
ただし、これ、5年前の本なのですが、「西太后は、今がちょうど旬である」(p.5)と作者もいうとおり、今、研究がさかんにおこなわれていて、定説が変わっていくかもしれない点は考慮して読んだ方がいいかもしれません。
例えば、光緒帝の死因については「暗殺ではなく自然死だった、というのが現在の定説となっている」(p.265)とありますが、その後、いろいろと調査がされていて、定説が覆るかもしれない状況のようです。
以下、レコードチャイナ
最新科学で100年の謎を解明!清朝11代皇帝光緒帝の死因はヒ素による毒殺か?―香港誌
犯人は西太后か?光緒帝の突然死、ヒ素中毒と確定―中国
<続報>光緒帝のヒ素中毒死断定、歴史教科書には記載せず―中国
まあ、政治が絡むと「科学的調査」もあてにならなくなることがあるので(毒ギョーザの時も、「実験結果」から中国国内での毒物混入の可能性は少ないと発表したんじゃなかったでしたっけ?)、定説が覆らない可能性もありますけどね。

※ 2016.09.06 Amazonリンクの訂正と切れたリンクの削除。

中国の五大小説 上


 井波律子先生の『 中国の五大小説 上 』(岩波新書、2008.04)を読みました。

これは、その名のとおり、井波先生による中国の五大小説(四大奇書+紅楼夢)のガイド。
上巻は 『 三国志演義 』 と 『 西遊記 』 を扱っています(ネット目録では、両書の関連書籍の項に入れてあります)。

カバーの見返し部分の宣伝文句に、

一度は通して読んでみたかったあの物語を、練達の案内人と共に楽しむ。

とあるように、『三国志演義』や『西遊記』のストーリーを概説しつつ、ガイドしていく形式になっています。なので、それぞれの作品について熟知している人よりも、まだ読んでいない人や、以前読んだけど細かいところは忘れた、という人に向いているかもしれません。

ガイドの性格はどのようなものかといいますと、ストーリーや場面に関連する知識を述べる部分もあるのですが、それ以上に、作品のどこに面白さがあるのかを述べることに力点が置かれているように思います。例えば、 『 西遊記 』 は 「 一話完結、繰り返し(p.176)」で物語が構成されています。これは見方によっては単調な構成と見ることもできそうですが、著者はこれを面白さの原因と見ます。

こうしたパターンの繰り返しによって話をすすめていくというのは、読み手を楽しませるための、語りの基本的なテクニックです。たとえば、日本の昔話「わらしべ長者」は、ワラを一本もって歩く一人の男が道の途中で誰かに会い、持ち物を交換してもらうというパターンの繰り返しでできています。これが予定調和の物語だからこそ、読み手は最終的には安堵感を抱きながらも、「次はどんな人に会うのか」「次は何をもらえるのか」「いったい最後はどうなるのだろう」と、ワクワクとその展開を楽しめるのです。『西遊記』の語りの面白さもまさにこういうところにあります。(p.177)

このように作品の「面白さ」がどこにあるのかを指摘しながら、ストーリーや名場面を紹介していくというのが本書の基本的姿勢だと思われます。

なお、最後の部分に、中国小説全体の特徴について述べた箇所があります。
具体的には

・ 登場人物の性格が成長しない
・ 登場人物の関係性を描くことが重視されている
・ 登場人物の内面はあまり描かれず、外在的要素(役割・行動形態・
  容姿・得意技など)を中心とした描写がされる

というような点が指摘されており、内容的にはこれまでにも言われていたことではあるのですが、解りやすく、手際よく説明されている点はさすがだと感じました。

※ 2016.09.06 Amazonリンク訂正。

水滸伝関連書籍

たまたまコンビニで見かけたのですが、『 水滸伝 』 に関する本が、新たに出ているようなのでメモしておきます。

まずはコミック。

作画:李 志清/原作:夏秋 望 『 水滸伝 』 (メディアファクトリー)
・ 解き放たれた百八星
・ 貶められし林冲
・ 武松の虎退治

これはMF文庫版と同内容でしょうか。文庫は第4巻が武松の話なので、巻数の配分が異なっているのかもしれません。

それから解説書。( リンク先の出版社のサイトは、トップページ によると 「 18歳未満の方はご覧になれません 」 だそうです。18歳未満の方は Amazon 等、他のサイトで探してみるといいかもしれません。)

・ 『 真説・水滸伝 最強の豪傑は誰だ!?』 (茜新社)

内容は梁山泊の好漢達についての解説のようです。

コミック版金瓶梅


 当サイトでもいろんな意味で応援中の、わたなべまさこ 『 金瓶梅 』 に新刊が出ました(12巻)。奥付によると11巻の刊行が、2003年12月となっているので、3年半ぶりということになります。

と、思っていたら、今度は eBookJapan から、竹崎真美、まんがグリム童話 『 金瓶梅 』 の電子書籍版刊行のお知らせが。『 金瓶梅 』 なのに何故 「まんがグリム童話」? と、不思議に思ったのですが、そういう名前の雑誌があって、そこに掲載されていた ( いる? ) ということのようです。

それにしても、タイミングが重なったので、コミック版 『 金瓶梅 』 流行の兆しか?と、一瞬思ってしまったのですが、それはないか。

なお、電子書籍版のコミックには 、『 がきデカ 』の作者、山上たつひこの 『 金瓶梅 』 もあります。(追記:なくなったようです)

※ 2016.09.06 Amazonリンク訂正。その他のリンク(リンク切れ)を削除。

岩波文庫新版『西遊記』の訳


現在、岩波文庫の『西遊記』新版が刊行中です(現在、第6巻まで刊行。今月17日には7・8巻が刊行されます)。

第1巻から第3巻までは旧版では小野忍先生が訳されていましたが、新版では旧版の4巻以降と同じく中野美代子先生の訳になっております。つまり第1巻から第3巻までは「新訳」なのですが、4巻以降は旧版でも中野先生の訳でした。岩波のサイトでは4巻以降を「改版」としております。
それでは具体的にどの程度変更があるのでしょうか。
旧版が図書館にあったので、パラパラとめくりつつ比較してみたところ、基本的にはそのままの文章で、1ページにつき数カ所ぐらいの頻度で気になった言い回し(かな?)に手を入れてあるという感じです。二カ所ほど抜き出してみると次のような具合です。

[旧]p.8-p.9
「おぬし、なにをきょろきょろしてるんだ」
「すきまがあいているかどうか見ているんだよ。逃げやすいようにな
「どこへ逃げるつもりだ。おぬしなんか三日も前に逃げたって、この孫さまはな、追いついてとっつかまえることができるんだぞ。さあ、とっととしゃべろ・・・
[新]p.9
「おぬし、なにをきょろきょろしてるんだ
逃げるすきまがあいているかどうか見ているんだよ」
「どこへ逃げるつもりだおぬしなんか三日もまえに逃げたって、この孫さまはな、追いついてとっつかまえることができるんだぞ。さあ、とっととしゃべらんかい・・・

[旧]p.9-p.10
ところで師匠は洞の中にいなさったんだが、そこには、うまいぐあいに救いの神もいてね、それが宝象国の国王の三番目のお姫さまなんだが、これまたその妖怪につかまっていたんだ。そのお姫さまは、国王あての書状をしたため、師匠に託したあげく、うまいことを言って師匠を逃してくれた。そういうわけで宝象国に着いたら姫からの書状を手渡したんだが、国王が・・・
[新]p.10-p.11
 師匠は洞の中にいなさったんだが、そこには、うまいぐあいに救いの神もいてね、それが宝象国の国王の三番目のお姫さまときた。これまたその妖怪につかまっていたんだ。そのお姫さまは、国王あての書状をしたため、師匠に託したあげく、うまいことを言って師匠を逃してくれた。そういうわけで宝象国に着いたら姫からの書状を手渡した。国王が・・・

また、第三十一回(第4巻最初の回)冒頭の韻文はそれぞれ次のようになっています。

[旧]p.5                [新]p.5
義理の兄弟 結んだものの    兄弟の契りは結んだ
本性だけはもとのまま       本性だけはのまま
金と木(1)とのコンビにて      金と木とで証果をめざし
めでたく成さん悟りの果
心猿木母(2)気を合わせ      心猿木母(1)は心を一にす
ともに登るは極楽世界       ともに登るは極楽世界
ともに入るは大乗法門       ともに入るは大乗法門
経こそは修行のまとめ       経こそは修行のまとめ
仏の魂こもったものぞ        仏の魂こもったものぞ
兄弟なれば三世の契り       兄弟なれば三世の契り
妖魔とても五行の支配       妖魔とても五行の支配
迷界への道 断ち切って      六門への道(2)を断ち切って
いざ赴かん 西天         さて赴かん西天大雷音寺
()の数字は註

なお、旧版には中野先生の「訳者後記」があり、小野先生のそれまでの訳と方針を改めた点(1.著者を呉承恩としないこと 2.回目を訓読ではなく意訳にすること)などについて書かれていますが、これは新版の4巻にはありません(上記2点などは1巻の「訳者まえがき」で触れられています)。
註は全体的に新版の方がやや少な目になっています。1~3巻に入れて4巻では省いたものもあるのかもしれません。あとは漢字をひらがなにしてあるところも目につきます。
最初の方をパラパラと見たところではだいたいこんな感じです。後ろの方はまた様子が違うかもしれませんが、ひとまずご参考まで。

※ 2016.09.05 Amazonリンク訂正。なお当時は刊行されている途中でしたが、現在では全巻刊行済みです。

マンガの中の中国語(2)

昨日の続き。
さて、昨日書いた中国語の「独創的な間違い」を見られるマンガというのはわた○べまさこ氏の『金瓶梅』で、現在11巻まででております。中国古典小説の『金瓶梅』を元にしたまんがですね。
最初のころ(6巻ぐらいまで)はあまり無いのですが、7巻の終わりぐらいから各回の最後に読者に向けて「謝々、大謝々」とお礼の言葉が入るようになります。

大謝々」?

まあいいです。8巻以降は台詞の中にもこの「謝々、大謝々」がでてきたり、次第に「はい」を「対」にしたり、その他「没有」「不要吵」「你好」など、台詞のちょっとしたところに中国語が使われるようになってきます。でもこういう使い方ならあんまり間違いは起こらないような気もしますよね。ではどんな間違い方をしているのでしょうか。

1.独創的な発音
例えば8巻の台詞の中の「謝々」には「しゃあしゃあ」とふりがながふってあったりします。その他「对不起」が「ドウフイチイ」だったり「真」が「ズン」だったり。でも最後のは南方系のなまりに近いとも言えますね。

2.簡体字を日本語にあてる時のまちがい。
前回の「请」を「清」にしてしまうようなパターンですね。
このマンガでは

「我不明白」
「回見」

などがでてきます。前者は「太」の間違いでしょうか。後者は「头(頭)」をよく似た(?)字で置き換えてしまってるんでしょうね。
「请」→「清」がありがちなのに比べるとこれらの置き換えはかなり独創的です。

3.独創的な語句の切り方
あまり長い文章は無いので切り方も何もないようなものなのですが、こう書いているところがあります。

对!!
不起!!

独創的です。

4.造字。
文章で説明するのが非常に難しいので以下の画像をご覧ください。

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「白了」というのが一文字なんですねえ。読み方は「パイラ」。素晴らしい。

以上です。はやく12巻でないかなあ~。

※ 2016.09.05 Amazonリンク、画像ファイルの移転。

マンガの中の中国語(1)


 この間テレビで「ピンポン」という映画をちらっと見ました。

 面白そうだったのですが、映画をまるまる一本観るようなまとまった時間はなかなかないので、原作のマンガを入手し、例によって空き時間を利用して読んでみました。実はこのマンガ、『ビッグコミックスピリッツ』に連載されていたもので、連載開始当時私も読んでいましたし、注目もしていたのですが、連載中に台湾に留学してしまったので、途中までしか読んでいなかったのです。

 で、読みました。面白かった。

 作者の画力はすでに定評のあるところですし、ストーリーは私のツボである友情物。台詞もいちいちクールで格好いい。

...のですが、その格好いい台詞の一つで「えっ?」となってしまいました。

 第4巻。ある中国からの助っ人留学生が、トーナメント戦で主人公(の一人)と試合し、いよいよ負かされそうになったとき、主人公に言います。

「風間によろしく」。

 「風間」というのは彼がトーナメントを昇っていって対戦する予定だった優勝候補の選手です。彼はついにその試合で敗退することを覚悟し、主人公にこう言った訳です。この台詞だけ抜き出すとどうということはありませんが、マンガの流れの中ではなかなかイイ台詞なんですよ。

 が、この留学生、この台詞を中国語でいうんですね。

清問風間同志好!」と。

 うーむ。外国人(共産革命の同志ではない人間)に「同志」っていうかなあ(と、いうか中国人同士でも今時あまり使わないのでは)?とかっていうのもあるのですが、一番の問題はやはり「清」。

 言うまでもなく中国語の「请」は日本語の漢字だと「請」ですね。まあ、ありがちな間違いではあるのですが(大学で中国語の授業をとっている一年生とか)、人気漫画でやると影響を受けちゃう人がでてきたりするので困りますよね。とはいっても「中国語講座」なるサイトでも同じようなミスをやっているので、仕方ないのかもしれません。

 なお、この字、第5巻にもでてくるのですが、そこでは簡体字で「请」となっています。が、その次の台詞で「哪儿个都可以」とか言っていたりして油断ができません。ちなみに身近にいるネイティブは「北方人にはやたらと“r”(r化音)を入れる人がいるので、それをそのまま文字にしちゃったんじゃない?」と推測してました。

 外国語の台詞を原文で書くとカッコイイですが、いろいろと難しいようですね。

と、いうようなことを考えていたらある漫画のことを思い出しました。
ここで書いたようなのは、まあ「気持ちはわかる」ようなものなのですが、そちらはなかなか独創的な中国語の使い方でした。こんどはそれをご紹介したいと思います。
(追記:翌日の日記でご紹介しました。→ こちら )

 あ、そうそう、映画版「ピンポン」の中国語、普通話じゃなかったようですが誰か何語か判る方はいらっしゃいますか?広東語っぽかったのですが、設定では「元上海チーム」ということだったと思うので上海語かもしれません。私はどちらも解らないので。

※ 2016.98.05 Amazonリンク、リンクの訂正。

PLUTO

「PLUTO」。
 この人の作品は完結した「MONSTER」もそうでしたし、連載中の「20世紀少年」でもそうなのですが、「どうなるんだろ?」と期待させるのが上手ですねえ。

 さて、この「PLUTO」には通常版(¥550)豪華版(¥1800)があり、広告等によると豪華版には次の特典があるそうです。

・豪華特別付録として、原作の鉄腕アトム「地上最大のロボット」を完全収録!!
・雑誌掲載時と同じB5判の特大サイズ!!
・雑誌掲載時のカラーをすべて再現!!
・メタリックな美麗装丁!!
・浦沢直樹×手塚眞 対談を完全収録!!

 私は通常版の方を購入したのですが、上の特典のうち原作の「地上最大のロボット」には心惹かれます。うーん。でも、これだけの為に豪華版を買い直すのももったいないし、「鉄腕アトム」を買いますかねえ。ebookという手もありますね。

 amaz○nでは「あわせて買いたい 『PLUTO 1 (1)』と『PLUTO 1 (1) 【豪華版】 ビッグコミックススペシャル』、どちらもおすすめ!」って書いてありますが、豪華版買っておいて通常版もあわせて買うって、かなりマニアックな買い方なのではないでしょうか。いるのかなあ。そういう人。

※ 2016.09.05 Amazonリンクと文章のレイアウトを訂正。

プール

今日は息子をプールに連れて行きました。
夜は仕事しないとなあ。

[読了した本]

重松清 『 ナイフ 』 (新潮文庫、2000年)

実家への新幹線の中で読んだ本です。泣けました。
それにしても移動中に本が読めるとは。息子も大きくなったものです。

※2016.09.05 書籍のリンク変更