2021年も昨年に引き続き、やはりコロナの年でした。ただ、大きな波があったものの、全体的には2020年よりはややよかったのではないかと思います。対面授業も増えましたし。
プライベートもいくつかのアンラッキーがあったものの、それなりに乗り越えられた一年だったと思います。
本も昨年よりは読めました。とはいっても研究に関係しない本は40冊足らずですが…………。一応、恒例の「今年よかった本」を挙げると、小説部門が瀬尾まいこ『そして、バトンは渡された』、辻村深月『スロウハイツの神様』、舞城王太郎『煙か土か食い物』、新書部門が安田峰俊『八九六四 完全版 「天安門事件」から香港デモへ』、中野信子『サイコパス』。『八九六四』の、運動に参加した人たちのその後を語る章は、『水滸伝』の、好漢たちの活躍後を描く部分と同様の感慨があるように思いました。
なお、私の読書傾向は、ほとんど文庫・新書になっているもので、その大部分は電子書籍です。さらに「今年よかった本」は、かなり前に出版された本を含む今年読んだ本から選んでいますので、今更感については何卒ご容赦のほど。
来年は無病息災の年でありますように。
今年同様、何卒よろしくお願いいたします。
2021/12/31 井上浩一拝
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