帰国して早くも一週間になりますが、また台湾の話を。
台湾に行く楽しみの一つはCD・VCD・DVDなどを買うことです。例によって今回もいくつかのCDショップや光華商場(下の階。上の階はPCパーツ。)などを見て回りました。そこで思ったのが「著作権の適用が厳しくなっているのかなあ」ということです。
例えばDVD。昨年まではリージョン(地域)コードがつけられてない、つまり台湾はもちろん、日本のプレイヤーでも再生できるものが多かったのですが、今ではちゃんと指定されているものも多くなってきているようです。購入の際にはちゃんと確認しないと日本では見られないかもしれません。
それから日本の歌手のCDやDVDの海賊版、ドラマの海賊版VCDなどがかなり少なくなった感じがしました。ドラマのVCDなどは、これまでは光華商場のVCD屋では(アダルトものを除けば)主力商品だったように思うのですが、今回は店によって売っていなかったり、売っていてもひっそりとしたポジションに移されたりしており、タイトル数も減っていたように思いました。
これらの変化、特に後者はまともに著作権が適用され始めたということでしょうから、仕方がないかとも思います。が、どうかなと思ったのは、日本系の某社の正規版CDがコピーコントロールCD(以下CCCD)になっていたことです。CCCDについてはいろいろ議論が尽きないですが、CD-Rだと再生できないこともあるくらい不安定なウチのカーステレオではCCCDを再生するのはちょっと怖い感じがするので、私は基本的に買いません。好きな歌手のCDはどうしても欲しければ台湾で買えばいいかとも考えていたのですが、台湾でもCCCDになってましたので、結局買うのをあきらめました。これってどうなんでしょうねえ。海賊版屋さんにとっては「正規版と違って安心して再生できる海賊版を売る」というビジネスチャンス(もちろん違法ですが)になるのではないかというような気さえするのですが。
と、思ったら「iPod」普及などのおかげでここへきて適用をゆるめるような流れになっているのですね。次に台湾に行った時にはどうなっているのでしょうか。