マンガの中の中国語(1)

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 この間テレビで「ピンポン」という映画をちらっと見ました。

 面白そうだったのですが、映画をまるまる一本観るようなまとまった時間はなかなかないので、原作のマンガを入手し、例によって空き時間を利用して読んでみました。実はこのマンガ、『ビッグコミックスピリッツ』に連載されていたもので、連載開始当時私も読んでいましたし、注目もしていたのですが、連載中に台湾に留学してしまったので、途中までしか読んでいなかったのです。

 で、読みました。面白かった。

 作者の画力はすでに定評のあるところですし、ストーリーは私のツボである友情物。台詞もいちいちクールで格好いい。

...のですが、その格好いい台詞の一つで「えっ?」となってしまいました。

 第4巻。ある中国からの助っ人留学生が、トーナメント戦で主人公(の一人)と試合し、いよいよ負かされそうになったとき、主人公に言います。

「風間によろしく」。

 「風間」というのは彼がトーナメントを昇っていって対戦する予定だった優勝候補の選手です。彼はついにその試合で敗退することを覚悟し、主人公にこう言った訳です。この台詞だけ抜き出すとどうということはありませんが、マンガの流れの中ではなかなかイイ台詞なんですよ。

 が、この留学生、この台詞を中国語でいうんですね。

清問風間同志好!」と。

 うーむ。外国人(共産革命の同志ではない人間)に「同志」っていうかなあ(と、いうか中国人同士でも今時あまり使わないのでは)?とかっていうのもあるのですが、一番の問題はやはり「清」。

 言うまでもなく中国語の「请」は日本語の漢字だと「請」ですね。まあ、ありがちな間違いではあるのですが(大学で中国語の授業をとっている一年生とか)、人気漫画でやると影響を受けちゃう人がでてきたりするので困りますよね。とはいっても「中国語講座」なるサイトでも同じようなミスをやっているので、仕方ないのかもしれません。

 なお、この字、第5巻にもでてくるのですが、そこでは簡体字で「请」となっています。が、その次の台詞で「哪儿个都可以」とか言っていたりして油断ができません。ちなみに身近にいるネイティブは「北方人にはやたらと“r”(r化音)を入れる人がいるので、それをそのまま文字にしちゃったんじゃない?」と推測してました。

 外国語の台詞を原文で書くとカッコイイですが、いろいろと難しいようですね。

と、いうようなことを考えていたらある漫画のことを思い出しました。
ここで書いたようなのは、まあ「気持ちはわかる」ようなものなのですが、そちらはなかなか独創的な中国語の使い方でした。こんどはそれをご紹介したいと思います。
(追記:翌日の日記でご紹介しました。→ こちら )

 あ、そうそう、映画版「ピンポン」の中国語、普通話じゃなかったようですが誰か何語か判る方はいらっしゃいますか?広東語っぽかったのですが、設定では「元上海チーム」ということだったと思うので上海語かもしれません。私はどちらも解らないので。

※ 2016.98.05 Amazonリンク、リンクの訂正。


PLUTO

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「PLUTO」。
 この人の作品は完結した「MONSTER」もそうでしたし、連載中の「20世紀少年」でもそうなのですが、「どうなるんだろ?」と期待させるのが上手ですねえ。

 さて、この「PLUTO」には通常版(¥550)豪華版(¥1800)があり、広告等によると豪華版には次の特典があるそうです。

・豪華特別付録として、原作の鉄腕アトム「地上最大のロボット」を完全収録!!
・雑誌掲載時と同じB5判の特大サイズ!!
・雑誌掲載時のカラーをすべて再現!!
・メタリックな美麗装丁!!
・浦沢直樹×手塚眞 対談を完全収録!!

 私は通常版の方を購入したのですが、上の特典のうち原作の「地上最大のロボット」には心惹かれます。うーん。でも、これだけの為に豪華版を買い直すのももったいないし、「鉄腕アトム」を買いますかねえ。ebookという手もありますね。

 amaz○nでは「あわせて買いたい 『PLUTO 1 (1)』と『PLUTO 1 (1) 【豪華版】 ビッグコミックススペシャル』、どちらもおすすめ!」って書いてありますが、豪華版買っておいて通常版もあわせて買うって、かなりマニアックな買い方なのではないでしょうか。いるのかなあ。そういう人。

※ 2016.09.05 Amazonリンクと文章のレイアウトを訂正。